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鼻汁好酸球検査(ビジュウコウサンキュウケンサ)
アレルギー性鼻炎が起きると鼻粘膜(鼻の中の表面)に好酸球と言われる白血球の一種が目立って出てきます。鼻汁(鼻水)の中にも鼻粘膜と平衡関係を持って好酸球が出て来ますので鼻汁を採取して薬液で好酸球を見やすくしますと、顕微鏡にて好酸球がどの程度多いかが分かります。スギの花粉症の方の鼻汁を花粉症の季節に顕微鏡で調べますと、他の季節にはほとんど認めなかった好酸球が明らかに増加します。当院では症状が強く、鼻汁好酸球検査で好酸球が非常に多くみられる患者様にはアレルギーの治療を強力に行うようにしております。また常に抗アレルギー剤の服用が必要な通年性アレルギー性鼻炎の方でも症状が落ち着いていて好酸球の少なくなっている時期には薬による治療を休薬または減量する方向としております。
鼻汁を薬品で染色した顕微鏡写真
赤紫の好酸球が群れを成して存在し、好酸球の量が3+と判断した例です。
鼻汁好酸球検査
綿棒で鼻内から採取した鼻汁を薬品で染色し顕微鏡写真をパソコンに取り込みます。
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