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​特異的IgE検査(アレルゲン検査)

 特異的IgEとは各種のアレルギー物質(アレルゲン=抗原)のそれぞれに対応して血液内に存在する抗体であり、比較的長期間このアレルギー物質が鼻な どから体に入り続けることによりその人の体に出来上がるとされています。これを持っている人がそのアレルギー物質を吸い込むことで花粉症を含むアレルギー性鼻炎の症状が起こるのです。従ってどのアレルギー物質についての特異的IgEが存在するかを血液検査で調べることが、アレルギー性鼻炎(花粉症)の原因を診断する参考となります。例えばスギ花粉のIgEが多い人はスギ花粉が多く飛ぶ2月から4月上旬に症状が出やすく、ダニのIgEが多い人は1年中ダニを含むほこりを吸い込んだ時に症状が出ることになります。当院では治療を開始する患者様に最適な投薬・治療内容を決定する際にはきめ細やかな問診と鼻汁中好酸球検査を、どの季節に重点的に治療を行うべきかを考える際には血液検査を行って特異的gE検査を行っております。お子様や血液検査が極端に苦手な患者様については、指先から痛みを感じることなくごく少量の血液を採取するキットがあります。8種類の代表的なアレルギー性鼻炎の原因となるIgEを調べることが出来、2歳のお子様でも嫌がることなく検査が可能です。これらの血液検査を行うと80%近くの患者様ではIgEの量が測定できますが、20%程度の患者様では確実にアレルギー性鼻炎(花粉症)があるにもかかわらず結果が陰性となってしまいます。これは体質的なもので日を改めて検査しても同じ結果になってしまいます。この場合はその患者様の治療経過や問診からアレルギーの原因を推測してその後の治療を考えて行くことになります。IgE検査の結果は無駄のない治療を行う上で大変参考になるものであり、80%の患者様で有効な結果が得られるわけですから1度は検査をお受けになることをお勧めします。

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幼児の指先からの無痛採血
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​アレルゲン簡易検査結果
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アレルゲン簡易検査結果報告書
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多種の特異的gEを検査できる通常の採血
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特異的IgEの検査結果
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S5~S9は当院の血液によるアレルゲンのセット検査内容、S10は口腔アレルギーについてのセット検査
​鼻中隔
​鼻中隔
​鼻中隔

腫れた下鼻甲介

​縮小した下鼻甲介
​腫れた下鼻甲介
レーザー照射前
レーザー照射直後
照射2週間後
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